関空滑走路、1mかさ上げ…高波の流入を抑制

関西空港-工事


 昨秋の台風21号で浸水被害を受けた関西空港1期島の滑走路について、国土交通省はかさ上げ工事を行う方針を固めた。高波の流入を抑えるため行う護岸の上積みに伴うもので、全長3500メートル、幅60メートルの滑走路をアスファルトで1メートル程度厚くする大規模工事となる。離着陸に支障が出ないよう区域を分け、約10センチずつ舗装を重ねる特殊工法を導入する。完成まで少なくとも3年程度かかる見通しだ。

 国交省は、空港を運営する関西エアポートと協議を始めており、2019年度にも工事に着手する。

 関係者によると、かさ上げを行うのは、浸水被害のあった1期島の滑走路や誘導路。滑走路は現在、海面からの高さが約3メートルで、1メートル程度高くなる見通しだ。航空機の運航を妨げないよう、工事は主に夜間に行うほか、傷みにくいアスファルトを使って徐々に厚みを増していく工法を採用する。まず護岸を上積みしてから滑走路などをかさ上げし、その後、再び護岸を上積みする方針だ。


ソース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190131-00050003-yom-bus_all

コメント

嵩上げは応急処置に過ぎず、やらないよりはやった方がマシという話。
最終的に関空をどうしていくか真剣に考えていく時期ではないのかな。

関空を作る計画段階のものを精査した方がいいと思う。
計画段階では、3本滑走路だけではなく、5本滑走路計画というのがあった。
5本のうち1本は横風滑走路で今も建設されていない。
5本のうち2本は現在の2本の滑走路と平行に建設され、関空が沈むのに合わせて、片側ずつかさ上げをして常時使用は横風を含む3本体制で運用するようなことを書いていたような記憶がある。

そもそもこの工事は浸水対策で滑走路を嵩上げするのではなく主目的は護岸の嵩上げの為の滑走路嵩上げだろうかと、航空法の問題で滑走路の高さから周辺施設の高さ制限があり護岸の嵩上げをするには基準の滑走路を現状より高くしないといけないからで、護岸の嵩上げが2段階なのは確か航空法の緩和で現状滑走路高で上積みできる分が出来てたと思うがその分を応急的に嵩上げしてその後滑走路そして再度護岸と進めるのだと。

滑走路の幅60mだけ嵩上げするというのは危険だ。飛行機は常に滑走路に着陸するとは限らない。何らかのアクシデントで滑走路を外れる場合も多々あるのだ。
今までは多少滑走路を外れても大事故になる事は無かったが、1m段差があるという事になると、いったん滑走路を外れた場合の機体に対するダメージが心配される。

関空が発表している測点沈下量の数値でいくと、開港からの23年で3.4mほど沈下している。それでいくと1m嵩上げしても7年ほどで現在の高さと同じになり、延々と嵩上げし続けないといけないってことになるな~やらないよりはやったほうがいいけど、空港施設も同じように沈下してるわけだし、抜本的な見直しをしたほうがいいんじゃないかな~

高波の流入防止よりも、沈下を抑止する対策の方が有効ではないかと…
高波に関しては正直今後は異常気象により発生頻度は高くなっていく様な気がするし、そもそもかさ上げ工事をしている間も沈下はし続けているのだろうから、数年後には結局元に戻ってしまうのだろうから。

南海トラフだと関空だけでなく鉄道や道路も含めて
関西全体が機能不全に陥るのでガチガチの対策は逆に不要

関空島が浸水しないようにするには護岸を高くするしかない。
それでも関空島が浸水することがある。そのときに滑走路を守るため、1メートルのかさ上げするのだと思う。

防護壁よりか地面の排水効率を最大にする方法を考えた方が実用的と思うけど、施設や飛行機等の海水塩害を避けるのは難しいかな

たったの1mで大丈夫なのか?
やらないよりはという程度の話しではないのか?