日産車の主要部品に「検査不正問題」が発覚

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 カルロス・ゴーン前会長(64)の特別背任事件に揺れる日産自動車。東京地検特捜部が水面下でゴーン氏への捜査を進めていた2018年9月頃、日産車の主要部品に検査不正問題が起きていたことが、「週刊文春」の取材で分かった。

「2018年9月、日産車のダッシュボードやグローブボックスなどに使用される内装材について、難燃性検査の不正が発覚しました」

 そう告発するのは、検査不正を行っていたカルソニックカンセイの関係者だ。

 カルソニックカンセイとは、日産自動車系列で最大手の部品メーカーだった会社。ゴーン氏が打ち出してきた“系列解体”の影響で、2017年に日産系列から離脱したものの、今でも売上高の8割超を日産グループ向けが占めている。

 難燃性検査に関して、国交省の告示では1つの部品について5ピースの試験片を専用の試験機に入れ、燃焼速度を測るよう求められている。

「ところが、全ての試験を行わず“それっぽい”数字を偽装して報告書を作成し、日産に提出していました。偽装は10年以上続いていた。背景にあったのが、1999年にゴーン氏が日産に来てから系列でもコスト削減が進んだこと。人員不足で検査が片手間になっていました。しかし、同じ素材でも原料が変われば燃えにくさも変わるため、定期的に検査を行う必要があります。実際、車両火災は年1500件以上起きている。それだけ重要な検査なのに、日産は不正を公表していません」(同前)

 日産自動車は「2018年9月に日産自動車として事実を確認しました。本件は日産自動車とカルソニックカンセイ社との間で取り決めた難燃性試験の実施に不備があったものであり、カルソニックカンセイ社と調査・再発防止を社内関係部署にて実施しております。2018年10月に国土交通省へ確認した事実を報告しております」などと回答。


リンク
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190123-00010497-bunshun-bus_all

コメント
理解に苦しむ記事だな。
意味がわからん

内装の難燃性は保安基準に定めてあるので、仮に保安基準に適合しないほどの問題があったら、過去その素材を使って作ったクルマ全てがリコールになる。

ゴーン氏と一緒にこういう記事が出ると、
別にどうでも思いたくもないが、
1円でもコストカットして、
1円でも懐への入る計算をしてたのか?
となってしまう。

コスト概念の劣化が平成の時代なのかもしれない
コスト=かかった金、つう単純な公式が蔓延しているのが現状

こと本質は部品会社の不正でその部品を日産が使っていたということだけで、、、

難燃度の試験に、そんなに時間は様さない
全数検査なんて事だったら、わからんだもないが、そんな事はまずしない
ロットごとで良いはず
それに車体部品なら難燃度は高く要求されるはずなのだから本来なら部品メーカーだけでなく
日産側でもやるべき事柄

この告発は、わかるが今のゴーン氏の問題とはべつ。日産とカルソニックカンセイの顧客に対する不正である。消費者庁や経産省や国土交通省は、立ち入り検査をすべし。事実なら各社は関わった役員、管理者を処分すべきでしょう。きちんと対処しないと益々日産系は、信頼を失うでしょう。

コストダウンを強行すると必ずと言って良い程どこかに歪が生じる事は火を見るよりも明らかである、日本の自動車企業は目まぐるしい程の新車攻勢が仇になっていると評しても間違いでは無いように思う、何年かに一度もしくは数回のマイナ-チェンジその後フルモデルチェンジとサイクルが短すぎる・・・


なぜこの時期に掲載なのか説明が必要。10月の時点でなぜ大きく報道してないのかも。
利益誘導の意図があるのではないでしょうか。
もしくは利益誘導に利用されたのであれば検証すべきです。

全自動車メーカーは、極度のコストダウンで現場の人間は腹が立っていると思う。異常を報告すれば報告した人間が配置転換され問題がうやむやになってしまう。どこの企業も極端なコストダウンはどこかにしわ寄せがくる事を考えておいた方が良い。